メッセージ
五味 邦代
講師・診療科長補佐・医局長
五味 邦代
●卒業大学:昭和大学
●専門分野:上部消化管の内視鏡診断・治療
患者さんの笑顔を見て、消化器内科を選択
2004年昭和大学卒の五味と申します。藤が丘病院消化器内科に興味を持っていただきありがとうございます。
私は現在の臨床研修制度が導入された初年度の学年です。藤が丘病院は現在の研修制度が始まる前から、全ての内科をローテーションしてからどの内科に入局するか決めるという制度を取っていたことに魅力を感じ2年間の臨床研修を行いました。研修の中で、お腹が痛くて緊急入院した患者さんや、早期癌と診断されて治療するために入院してきた患者さんが、ありがとうと笑顔で退院していくことの多い(と当時感じた)消化器内科に興味を持ち入局しました。
入局当時、消化器内科に女性医師は1人もいなかったのですが、先輩女性医師の働き方に囚われず自由に働きやすいかもしれないと思い、特に悩まず入局しました。
医局員みんなが心地よく、レベルアップできる環境を目指して
おそらく、一般的には女性医師がいない医局に女性が入局するのは迷いがあることだと思います。2021年現在、当医局には国内留学・産休育休・時短を含め11名の女性医師がおり、一緒にイキイキと働く女性医師が増えたことを嬉しく思っています。
ライフステージに合わせ女性医師が男性医師と全く同じように働くのはまだまだ難しいのが医療業界の現状であり、医局長として頭を悩ませることも多々ありますが、女性だけでなく男性も含め医局員みんなが心地よく働いて、レベルアップしていけるような環境に調整していきたいと思っています。
自分で早期癌を発見し、自分の手でその早期癌を治すことができる
私は、医師とは知識と技術を日々アップデートして患者さんに提供し笑顔になっていただくサービス業だと思って働いています。外来も検査も混んでおり個々の患者さんに長い時間を費やすのが難しい現状ですが、丁寧で明確なハッキリとしたご説明、苦しくない内視鏡検査を心がけています。私は消化管疾患の内視鏡検査・治療を専門としていますが、自分で早期癌を発見し、自分の手でその早期癌を治すことができる、というのが魅力です。「この段階で癌が見つかってラッキーでしたね!」と患者さんに言えることが喜びです。その一方、治すことは難しく付き合っていかなければいけない進行した癌や慢性疾患の患者さんも多く外来に通院されますので、患者さんだけでなくそのご家族にも長く寄り添えるような医師でありたいと思っています。
たくさんの経験が成長につながる
決して器用ではなかった私が今のように内視鏡ができるようになったのは、医局の先輩医師に熱心に指導していただき、たくさんの内視鏡経験を積めたからです。病棟では、専門領域の疾患に限らずすべての領域の消化器疾患を担当しますので、消化器疾患全般を経験し知識を得ることができるのも当医局の特徴です。
藤が丘病院は決して医師の数が多くはないので忙しい日々ではありますが、その分たくさんの経験を積むことができます。消化器内科に興味を持った皆さん、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしています!!
※掲載内容は2021年12月時点の情報です。